国立西洋美術館 建築ツアー レビュー
前回ご紹介いたしました、上野の国立西洋美術館の建築ツアーに参加してきました。
↓前回の記事はこちら↓
建築ツアーというのは、美術館のスタッフの方がル・コルビュジエ設計による国立西洋美術館の建築について解説してくれるツアーです。
<日時・予約方法>
開催日:第2・第4水曜日および毎週日曜日(開館時)
時間:15:00~(約50分)
※要予約!予約はこちらから
予約の方法はメールアドレスと希望日と名前などを入力するだけでとても簡単でした!
<感想>
建築ツアーということもあってかなり細かい点まで解説していただけました。モダニズム建築や世界文化遺産に興味のある方はとても楽しめるツアーになると思います。
ツアーの前にこんな輪っかを貰いました↓
何のためだったのかよく分かりません…
ツアー参加者は無線を貸して貰ってスタッフの声が聞きやすいという配慮がとても良かったです。これなら耳の不自由な方も、老若男女楽しめますね。
筆者はこれまでに東京都美術館の建築ツアーにも参加していますが、そちらのスタッフに比べると、案内してくださったスタッフさんはかなり詳しいご様子でした。少人数でのグループ行動でしたが、同行していた中国人?の方には英語のパンフレットを配布を渡していたのを見かけて、とても良い対応だなと感動してしまいました!
ツアーの感想としては、パンフレット+αでスタッフの方に話してもらい、実際に美術館を自分の目で見たり触ったりできるという点ではとても良いツアーでした。しかし、既出の情報が多く、新しさなどには欠けていたように思います。
<注意点>
注意点としては、ツアーに参加するにあたって常設展のチケットを並んで買う必要があり、かなり前から現地へ到着していないとチケットを購入できずツアーに参加できない可能性があるということです。
<終わりに>
最後まで閲覧ありがとうございました。
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国立西洋美術館ってなんだ?美術をかじりたい初心者にも教えて!
どうも、西園寺です。
いつもブログを閲覧いただきありがとうございます。
今回は最近世界遺産に登録されました、国立西洋美術館について初心者の方にも分かり易く紹介していこうと思います!
まず、東京にあります上野駅の公園口を出てすぐ右手目の前にある異様な景観(豆腐のような四角い物体とよく揶揄される)がまさに国立西洋美術館でございます。この独特な形はモダニズム建築故の構造です。
東京都で唯一の世界遺産であり、尚且つ常設展の入館料なんと一般で500円、大学生は250円という気前の良さ!※月曜休館(開館日は公式ホームページをご確認ください)
たったのワンコインで世界遺産が見学できるともなれば行かないわけがありませんね。
まず園内に入って驚くのは、すぐ左に、かの有名なロダンの彫像《考える人》と呼ばれているブロンズがデカデカと鎮座している点ですね!(この作品は原寸大ではなく拡大版ですが)
そして右手にございますのはダンテの叙事詩『神曲』に登場する《地獄の門》。
「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」という文言が地獄の門に書かれており、
くぐるのを悩んでいるのが前述の《考える人》というわけですね。
そして中央にあります彫像はロダンの《カレー市民》です。
そして国立西洋美術館入口には、ロダンの弟子であるエミール・アントワーヌ・ブールデルの《弓を引くヘラクレス》といった作品がございます。ヘラクレスの脈打つような力強さが溢れ出るように感じられますね。
・国立西洋美術館の魅力はなんといっても2つ!
①世界的建築家ル・コルビュジエによって考え抜かれたモダニズム建築における設計!
入ってまず見えてきますのが、一階が柱だけのピロティと言われる構造です。吹き抜けのような感覚、建物全体が浮いているかのような印象さえ覚えますね。
そして常設展入ってすぐの19世紀ホールからは、モデュロールという人体の黄金比を基に見やすさを徹底された構造になっていて途轍もなく機能的な見学方法になっています。
②選りすぐりの作品群!
あの有名な
クロード・モネの連作《睡蓮》や《雪のアルジャントゥイユ》、《舟遊び》、
フェルメール帰属の《聖女プラクセデス》※帰属というのは真筆定かではないが概ねそう考えていいだろうという作品です
それに加えルーベンス、ドラクロワ、ミレー、ルノワールといった有名な画家の作品もございます。
個人的に好きなのはカルロ・ドルチの《哀しみの聖母》という作品です。(どうぞ探してみてください)
最後に
最後まで閲覧ありがとうございました。魅力は伝わったでしょうか。
ここではあえて絵画作品の画像は上げませんが、
是非、上野駅の国立西洋美術館へ足を運んで、実際にご自身で見ていただけると光栄です!
企画展や 詳細等は公式ホームページからご確認ください。
※追記※
《哀しみの聖母》と《雪のアルジャントゥイユ》は現在貸し出し中のようで閲覧できないそうです。ご注意ください。